読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

現役美容師が教える髪のトリートメントとヘアケアの極意

銀座・青山で培ったヘアケア法・髪のトリートメントのノウハウを現役美容師がアドバイス

MENU

【必見】栄養学を学んだ美容師が選ぶ、美髪にみちびく栄養素 4選

栄養とヘアケア

 

f:id:yoshida-masahiro:20161125173912j:plain

 

f:id:yoshida-masahiro:20161125175043j:plain

栄養と髪の関係について皆さんどれぐらい情報をお持ちでしょうか。

最後まで読んで頂けたら必ず皆様の5年後、10年後の髪のタメになると思いますので是非ご覧下さい。

髪の栄養素のほとんどが、タンパク質”で出来ていますが

  • ビタミン
  • ミネラル

も深く関与しています。タンパク質に関してはお肉、お魚、豆類などがあげられますが今回はその様な割と一般的に想像しやすい栄養素は避け、少し想像しにくいビタミン、ミネラルについて触れていきたいと思います。

はじめにビタミンやミネラルと聞くとどんなものを想像するでしょうか?「現代人が不足しがちなもの」「体を健やかに保つ上で必要不可欠なもの」など、なんとなく摂取しなければならないイメージをお持ちかと思います。

髪と頭皮のケアを目的とした栄養を考えた時、ビタミンとミネラルをまんべんなく取る事が理想ですが、普段の食生活に取り入れるのは中々難しいのが現状です。

ここではキレイな髪を生む上で必要なビタミンとミネラルの中で特に必要なものと、その生まれた髪には意外な事実があった事を順序立ててお伝え致します。

  1. 健康な髪にとって必要な栄養素4選
  2. 実は髪もデトックスを行なう機能の一つ
  3. 終わりに

1健康な髪にとって必要な栄養素4選

a.髪の生まれ変わりをサポートする栄養 ビタミンB群

b.抗酸化作用で髪と頭皮が老けない栄養 ビタミンE群

c.白髪予防には必須な栄養 亜鉛 

d.健康な頭皮を作る栄養 DHA

 

f:id:yoshida-masahiro:20161125180107j:plainここでの抑えておきたい栄養素がなぜそこまで重要な栄養素なのか、また何故それを摂取すべきかを掘り下げて行きましょう。

a.髪の生まれ変わりをサポートする栄養 ビタミンB群

ビタミンBは全て8種類に分けられますが、ヘアケアに焦点を当てた時に最も有効なビ タミンB群が、ビタミンB2、ビタミンB3ナイアシン)、ビタミンB7ビオチン3つです。それぞれの効果をお伝え致します。

 ビタミンB2

細胞の再生を助け、はターンオーバーをサポートして皮膚だけではなくこれから生まれてくる髪の生成を助けてくれる効果があります。髪の生え変わりや伸びていく際にはビタミンB2が必要とされています。

ビタミンB3

ナイアシンとも呼ばれは細胞の生まれ変わりをサポートしています。このナイアシンを摂ることにより、細胞の生まれ変わりをサポートし、肌トラブルだけでなく頭皮の老化の予防につながるため、アンチエイジングにも役立ちます

ビタミンB7

ビオチンとも呼ばれ髪の主成分であるケラチンの合成を助けてくれる効果があり、頭皮内の毛細血管の血行を良くする作用もあります。髪を作り出すためにナイアシン同様、細胞の生まれ変わりをサポートしてくれる働きがあり抜け毛予防にもつながります

《ビタミンB群を摂取出来る食品》

●豚肉、レバー、海苔、たらこ、マグロ、カツオ、納豆、卵黄など

f:id:yoshidamasahiro:20160814202454j:plain 

 

f:id:yoshidamasahiro:20160817222829j:plain

b.抗酸化作用で髪と頭皮が老けない栄養  ビタミンE群

ビタミンEは毛細血管を広げるので、肌の隅々まで血液が巡り頭皮のトラブルを予防します。

ビタミンEには発生した活性酸素を除去する抗酸化作用と、血行をよくし体の代謝を高め、綺麗な髪の毛を生むことが期待できます。

またビタミンEが不足すると、過剰な活性酸素のえいきょうで頭皮の細胞が酸化され、頭皮に存在し髪の毛を作りあげる細胞である毛母細胞(もうぼさいぼう)が破壊され健やかな髪が生えてこないリスクがあるのです。

髪を作りあげる毛母細胞(もうぼさいぼう)は、血液によって栄養を得て細胞分裂し、髪が育っていくのです。

《ビタミンEを摂取できる食品》
●いくら、焼きタラコ、かぼちゃ、赤ピーマン、ほうれん草など 

f:id:yoshidamasahiro:20160814203931j:plain

c.白髪予防には必須な栄養  亜鉛  

髪の毛の90%はケラチンというタンパク質でできていて、そのケラチンを合成するのに必要とされているのが亜鉛でます。

そのため、慢性的に亜鉛が不足してしまうと新しい髪を生成しにくくなります。

また、亜鉛の吸収を助ける栄養素として、ビタミンB群やビタミンC群が挙げられますがこれらの栄養素を亜鉛とともに摂取することで相乗効果が生まれます。

さらに亜鉛は抜け毛の原因を抑えたり、毛母細胞を活性化させたりといった効果で髪の毛に関するトラブルが改善されるのです。

亜鉛を十分摂取していれば、髪の毛の主成分、「ケラチン」をしっかりと合成できるため、髪が太く丈夫になるのでしなやかさやコシが足りない、といった悩みをお持ちの方にとっては嬉しい効果です。

ここで少し白髪についてですが、みなさんは白髪のメカニズムについてご存知でしょうか。白髪というのは、髪の毛のメラニン色素が減少することによって起こります。

f:id:yoshidamasahiro:20160814202241j:plain

この図のようにメラニン色素はメラノサイトと言う細胞で作られるのですが、そのメラノサイトの機能低下を防ぐ栄養素が、亜鉛です。いつまでもメラニンがある髪を保つために、食事の中に亜鉛をうまく取り入れて欲しいと思います。

《亜鉛を摂取出来る食品》

●牡蠣(カキ)、うなぎ、チーズ、レバー(豚・鶏)、卵黄、大豆、納豆、豆腐、そば、ゴマ、アーモンドなど 

f:id:yoshidamasahiro:20160814203936j:plain 

d.健康な頭皮を作る栄養  DHA

血液をサラサラにする、脳の老化を防ぐなど、健康や脳に良いとされているDHAは私達の体に必要な脂肪酸です。「脂肪酸」とは、脂質をつくっている成分のことで

  • 常温で固まりにくい「不飽和脂肪酸」
  • 常温で固まりやすい「飽和脂肪酸」

この2つに分類されますが、脂肪酸の中で体内に必要だけど体内で合成できないものが「不飽和脂肪酸」です。
髪は必ず脂を帯びて頭皮から生えて来ますが、その脂こそ固まりやすい脂では頭皮が根詰まりを起こし髪が生えてきづらい状況を作ってしまうので、固まりにくいサラサラとした不飽和脂肪酸が必要”なのです。

f:id:yoshida-masahiro:20161125182251j:plain

 私たちの髪や頭皮は健やかに育つ為にサラサラな脂肪を常に求めていて、その為に必要な栄養素がDHAなのです。

《DHAを摂取できる食品》

●サバ、イワシ、シャケ、かつおぶしなど 

f:id:yoshidamasahiro:20160814203944j:plain 

 これまで挙げましたようにビタミンとミネラルがキレイな髪と健康な頭皮を育てる上でどれだけ大切かおわかり頂けたでしょうか?

たんぱく質は髪の主成分であり当たり前に必要な栄養素です。

 

2実は髪もデトックスを行なう機能の一つ

皆さんは、「有害金属」を耳にしたことがありますか?

この有害金属というのは代表的なものでいうと【鉛、水銀、ヒ素】などが挙げられますが、他にも【アルミニウム、カドミウム、スズ】などが挙げられます。何故これらが有害と呼ばれるかというと人体に蓄積していくとあらゆる重篤な症状をもたらすからです。

また、そうした症状が出る前にも私たちの髪を育む上で必要な必須ミネラル【カルシウム、マグネシウム、ナトリウム、鉄、亜鉛、】などの 吸収を阻害したり体の不調の原因にもなっていたりします。 

f:id:yoshida-masahiro:20161125182600j:plain

 

そして、この有害金属が体の中に入るルートは食事、排気ガス、水道水、雨、タバコ、歯の水銀による詰め物(水銀アマルガム)

など微々たる量ですが、なかなかさける事が難しいのが実態であり、有害金属が蓄積されることで先ほど挙げた本来必要な必須ミネラル【カルシウム、マグネシウム、ナトリウム、鉄、亜鉛、】などが減少し、キレイな髪が生まれにくい状態にしてしまう怖い存在なのです。

特に女性の場合は 髪の毛だけでなく貧血に悩まされるのもこの必須ミネラル不足が原因にもなってきます。

そして有害金属は尿などでも排出されるのですが、

髪の毛も有害金属をデトックスする機能を持っているのです。

f:id:yoshida-masahiro:20161125184634j:plain

 

ここでもう一度整理すると、

有害金属が必須ミネラルの吸収の邪魔をし、キレイな髪が生えにくい状況を作る。そして、髪は有害金属をデトックスして排出をしてくれるのです。

このデトックス作用のおかげで私たちの体内には有害金属がなるべく溜めにくくなっているというわけですが、薄毛や抜け毛は髪の毛でのデトックス機能が低下されると考えられるので見た目だけでなく健康のためにもきちんとした 育毛をして有害金属をデトックスしていかなければならないのです。

では、有害金属が溜まると人体にはどのような 影響が出てくるのかを少し触れていきましょう。

一般の 水道水が通る鉛の管や鉛筆の芯などにも使われている鉛ですが 昔からよく鉛中毒などといわれる症状が有名です。《頭痛、不眠、腹痛、貧血、不妊》などを引きおこします。

水銀

皆さんも学校で習ったことのある【水俣病】で知られていると思いますが場合工場排水などが原因でした。割と身近なものでは最近あまり見ない水銀温度計などにも使われていました。《中枢神経系への影響、手足のしびれ、口唇周辺のしびれ、視力の低下》などが起きます。

カドミウム

これも富山県で起きた【イタイイタイ病】で良く知られていますが工場排水が原因での被害といわれています。症状としては《腹痛、おう吐、下痢》などが見られます。急性の場合比較的早く回復します。 

アルミニウム

清涼飲料水や缶詰などに使われており、私たちの生活に 非常に身近なものです。なので調理器具や缶などからも体内に入ってしまいます。

この場合はほぼ9割型、尿などで体外に排出されるのですが、 消化器官が低下している方などがアルミニウムを一定量摂取した場合筋肉痛、けいれん、食欲不振、言語障害、認知症》などがあります。

有害金属が体内に溜まると、これから生まれる髪にとって良くないうえ、体にも不調が現れます。

その一部の有害金属を髪の毛がデトックスしてくれているというお話でしたが、 ヘアスタイルを楽しむだけに留まらず、こうした健康面でも髪の毛は大切な役割を 担っているということがお分かりいただけたでしょうか。

3最後に

キレイな髪を作る上で ビタミンとミネラルは必要不可欠有害金属は髪や頭皮に負担あるということを述べてきました。大切な事は有害金属を完全にシャットアウトするのは現実的ではないので食べ物に対し、今までより少しだけ意識を向ける事が大切です。

水俣病なども水銀を含んだ大きな魚介類を食べたことで起きたといわれていますが食物連鎖の元をたどるほど、有害金属の量は増えてきます。

こういった食べ物を細かく私たち自身が検査していくわけにはいきませんのでやはり消費者として正しい情報を駆使し、フル活用 していくしかないのです。

選んで摂取するもので体の中がキレイになれる、そしてこれから生まれる髪と頭皮によい影響を与える。そんな体の内側からもサポートやアトバイスができ、またそれを含めてのヘアケアができる知識を持った美容師がこれからは必要になってくる時代が来るのではないでしょうか。

f:id:yoshida-masahiro:20161125184824j:plain

日本も10年以上前から予防医学にシフトされている今、環境問題や、乱れがちな食生活を送る現代人が社会で活躍する上で栄養による美容の知識が必要です。

外からのアプローチだけでは限界がありますので、その為に美容師側がさらに知識を得る必要があり、もっと目の前のお客様に内面からの栄養で頭皮や髪をキレイにすると言う意識が必要なのではないでしょうか。

5年後10年後もキレイな髪で過ごせるお手伝いを致します。