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現役美容師が教える髪のトリートメントとヘアケアの極意

銀座・青山で培ったヘアケア法・髪のトリートメントのノウハウを現役美容師がアドバイス

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ヘアサイクルとは?

頭皮に関して 栄養とヘアケア

『毛穴から髪が育ち、抜けて、また生え変わる周期』これを”ヘアサイクル”といいます。これはヒトのカラダで普通に起こる事で、近年この普通の出来事が、色々な要因によって『うまく行われない』という事が問題視されています。

普段のサロンワーク中にも多くのお客様から『抜け毛が増えた』『最近、髪の量が減った気がする』など、多くの悩みの声を頂きますがの悩みは日頃のヘアケアはもちろん摂取する物、すなわち日常の食生活生活習慣による影響が強いのではないかと感じてなりません。

今回は、ヘアサイクルのご説明とそのヘアサイクルを乱してしまう食生活生活習慣に関して少し掘り下げて行きましょう。

  1. ヘアサイクルの実態
  2. ヘアサイクルを乱す原因と食生活
  3. 終わりに 

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1ヘアサイクルの実態

【髪は「成長期」に成長する】

髪は毛穴の中にある毛母細胞という細胞が分裂し、それが髪となって毛根から押し上げられるように成長します。また、毛根は胎児のときにつくられその毛根の数は生まれてから基本的に一生変わることはなく髪の伸び方は

  • 1日…約0、5ミリ
  • 1カ月…約1センチ〜1、5センチ
  • 1年…約15センチ

だいたいこのくらいのペースで伸びます。しかし髪は永遠に伸び続ける事はなく、図のように休止期を過ぎると自然と抜け、その抜け落ちたところからまた新たな髪が生えてくるというサイクルを繰り返します。

1つの毛穴から1本の髪が生えて成長し、長い月日を経て抜け落ちるまでの周期を”ヘアサイクル”とお伝えしましたが、そのサイクルの間は

  • 男性で3年〜5年
  • 女性で4年〜6年

これが平均です。(男子の毛根弱し。。)また、ヘアサイクルは成長期▶︎退行期▶︎休止期という順序です

  • 成長期…髪が生え、成長するまでの期間
  • 退行期…成長が止まるまでの期間
  • 休止期…髪が抜けるまでの期間

このように分けられ、ほとんどの期間は『成長期』(髪が生え、成長するまでの期間)です。この成長期が長ければ、髪はそのぶん長く伸び、太くなる傾向がありますが、頑張って伸ばそうとしても6年前後で抜け落ちてしまう為、どこを見渡しても髪が足の先まで伸びている方はいないのはそのためです。

その後、成長が止まる『退行期』はたったの2〜3週間です。この時期に入ると髪の成長が終わり、その退行期を経て今度は『休止期』に入ります。

この休止期3〜4ヶ月で、この期間は毛穴の中で新しい成長を始めた髪に押し出されるようにして自然に抜け落ちる期間です。髪は1本1本のヘアサイクルが異なり生え変わる時期がずれるため、一部分から一度にまとめて抜けることはないのが特徴です。(円形脱毛症は別)

【薄毛のサイン】

多少、個人差はありますが、ヒトの髪は約10万本生えています。1日あたり50〜100本程ぬけることになりますがシャンプーした時に抜けた髪が浴室の排水溝に思った以上にたまって心配になった経験はありませんか。

成長した髪が1日50本〜100本抜けるのは自然な現象ですので、抜け毛を深く心配する必要はありません。しかし、抜け落ちる髪が短くて細い抜け毛が目立ってきた時は、薄毛になりかけている可能性があるので注意が必要です。

2ヘアサイクルを乱す原因と食生活 

 ヘアサイクルが乱れる原因はいろいろあります。加齢による頭皮の機能低下もその一つで更年期による女性ホルモンが低下すると、男性ホルモンが優位になりその男性ホルモンには、抜け毛を引き起こす働きがあるためヘアサイクルが乱れます。

そして加齢だけに限らず若年層でも揚げ物や炭水化物、お肉中心で野菜をあまり食べない生活は注意が必要です。分かりやすい例をあげると背中にニキビのできやすい方は男性ホルモンの影響が強いので、抜け毛になるリスクは高まります。 

また、みなさんファストフードやラーメンなどのB級グルメ、また甘いお菓子やスイーツが好きですか?私は大好きな一人でありますが、やはりこれも男性ホルモンが優勢になるため『男』としては食のコントロールをしなければいけない所ですね。

これらの食べ物は制限をかけたり、適量を守れば問題ありませんが、野菜を全くとらなかったり、バランスを考えず単品で、かつ頻繁に続けたりすると、油分の多すぎる食事となり、良質な脂質でない場合、抜け毛の原因やヘアサイクルを乱してしまう原因にもなりキレイな髪も頭皮も育めません。

  • 睡眠不足
  • 食生活の乱れ
  • 過度のダイエット
  • ストレス
  • 飲酒や喫煙

などによる生活習慣も、血行不良になり、頭皮に十分な栄養が行き渡らないので、体質や遺伝による影響は多少あるにせよ、まずはご自身の意識でヘアサイクルを乱してしまう、食習慣や、生活習慣を改めていく事が大切です。

3おわりに 

前述でもお伝えしましたように、摂取するものによって私たちのカラダにはダイレクトに反映しヘアサイクルに影響を与えます。ヘアサイクルを円滑に行う事で女性であれば4〜6年という期間健康的でキレイな髪をしかもトラブルなく育てられる可能性があります。

”ヘアケアの基本はトリートメントで”これはあくまでもすでに生えている髪にとって大切な事でダメージをうけた髪をキレイに導くために必要不可欠なものですが、ベースとなる髪の生みの親である頭皮”を改善させる事、またはその頭皮から生まれる髪のヘアサイクルを円滑に行う事がヘアケアとしての基本であり”まずは出来ることから少しづつ”という意識をもつ事が大切です。 

是非、ご参考までに。